僕だって、気持は分かるんだけど。
どーしたって逆に、その人達が損するコトになると思うから…
って思って、色々アドバイスをすれども、なかなか理解してもらえない事があるのよね。
結局は、一度、経験しなきゃ、言ってる意味が分かってもらえないモノなんかね…?
例えばさ、確かに、少しでも安く済ましたいって心情は分かるんだ。
でもね、結局中途半端な事をやってしまってたら…その中途半端な結果って、ぶっちゃけ使えないわけで。
ってなると、再度、今度は中途半端な事にならないように…やり直すしかないわけさ。
結局は、その最初の分が、二度手間三度手間状態となり、当然、二度手間三度手間分の出費が発生するわけで。
以前…何年くらい前かな?
問い合わせをして来た人の中に、こんな人がいたんだ。
相談者「とある人物の住所が知りたいんだけど。急に住んでたとこからいなくなってしまって…。多分、友達の家に転がり込んでると思うんです。オタクはいくらで出来ますか?ちなみに、色々問い合わせをした中で、○円ってトコがありましたが。そこより安く出来ませんか?」
って聞かれたんだ。
僕「○円?そこ…どーやってやるとか調査方法言ってませんでした?」
相「あぁ言ってましたよ。こうこうこう言う事をやるって。」
僕「やっぱりね。その金額で出来る事って言ったら…それしかないと思ったからさ。」
相「じゃぁ、オタクもその金額で同じ事が出来るのですヵ?」
僕「同じ金額で、同じ事は出来ますが…あなたの場合、それをやっても、目的達成出来ませんけど。ってか、意味無い事になって、結果、無駄金出費ってコトになると思うよ。」
相「でも、その探偵事務所は、その金額で、そうやるのは出来るって言ってました!」
僕「確かに、その金額で、そう言う事は出来るけど…ただね、あなたの目的はそれでは達成できませんよ。もしあなたの目的達成したければ…そうじゃなくて、こうこうこうやらなきゃ、意味無いし、結局は、○円分…無駄金出費状態になるよ。」
相「でも、そこは…」
僕「別に、目的の結果が得る気が無いのなら、その方法でそれをやるのもいいけど。ハッキシ言って、それをやった結果が、やる前から見えちゃってるんだよね…。」
相「…。」
僕「多分だけど…こうこうこう言った状況になって…って感じだと思うよ。何故なら…」
相「もういいです!オタクには頼みません!」
って言われて…。
数日後、暫くしたら、またその人から電話が。
相「あの。先日お電話したモノですが…。」
僕「何でしたかね?」
相「実は、その後、その探偵事務所に依頼したんです。」
僕「で?」
相「で、結果…」
僕「結果…?」
相「結果…やっぱり、あなたの言う通りになってしまいました。」
僕「でしょうね。」
相「何故、あなたは、調査をやる前から…分かったのですか?」
僕「想像力の問題だよ。」
相「頼んだ先の探偵事務所の人は…バカって事?想像力が乏しいって事?」
僕「違うよ。言っちゃぁ何なんだけど、とにかく安く安くと、あなたが言うから…思うような結果が得られる確率は、かなり低いけど、一番安い方法を提案しただけだと思う。ほぼ、運が良ければ…みたいな感じだけど。」
相「…。」
僕「僕、先日、何故そんな結果になるかって言う理由も、事細かく説明したと思うんだけど。それを散々聞いても、あなた…全然…。」
相「…。」
僕「って事は、言っちゃぁ何なんだけど、その探偵事務所が…ではなく、あなたが…だわね。」
相「ですね…。」
僕「で、今回は何ですかね?」
相「この間の相談で…つくづく、分かりました。」
僕「ん?」
相「今後は、あなたの言う事を、そのまま受け止める事に。」
僕「はぁ…」
相「で」
僕「で?」
相「で…この間、他社に依頼して得た結果の情報を元に…続きの調査って受けてもらえませんか?」
僕「ん?この続きの調査?」
相「そうです。この結果を使って、続きの調査を。」
僕「…。あの、想像してみてよ。落ち着いて考えてみてよ。」
相「どうかしました?」
僕「あのさ、ここからの続き…無理でしょ?一からやり直すしかないでしょ?最初からさ。前回の事は無かったモノとして。」
相「それじゃぁ…前回他社に頼んだ時のお金が勿体無いじゃないですかぁーっ!」
僕「とは言っても…この続き…何が出来るわけ?」
相「だから…考えて下さいよ。」
僕「あのさ、たまたま…『○月○日○時○分に、どこどこの路上にいるのを見た。その後は不明。』で、これで…何が出来るわけ?」
相「その場所から…追跡とか…。」
僕「いつも、その対象は…○時○分に、その場所にいるの?時間は違っても、その場所にいれば、確実に現れるわけ?」
相「さぁ?そんなの知るわけないじゃないですかぁ!たまたま調査した時は…そこを通っただけかもしれないし。私にそんなこと分かると思うんですか?」
僕「じゃぁ…確実に居る場所は?確実に出没するコトが分かってる場所は?」
相「○○って会社に勤務してます。」
僕「じゃぁ…そこから追跡じゃダメなの?」
相「それでは…前回分のお金が勿体無いし。」
僕「だったら…以前頼んだとこに相談したら?」
相「相談しました。そしたら、『勤務先から…今度は前回とは違って、こうこうこう言ったやり方で…やるしかないですね。となると…△円です。』って言われました。」
僕「でしょうね?だから…僕は、最初の問い合わせの時に、初めからそれを提案して言ってたわけで。」
相「だから…あなたは、最初から、お見通しだったって事で、感心して…あなたに、相談依頼をしようと。」
僕「じゃぁ…改めて、僕の言うようにやるしかないんじゃ?」
相「それでは…前回、他社に依頼した時のお金が勿体無いじゃないですか?」
僕「…。それ、僕のせい?」
相「…違います…。」
僕「じゃぁその分のお金は、知らないよね?」
相「じゃぁ…その時のお金は、どーすればいいんですか?」
僕「だったら、その探偵事務所の人と話し合ったら?僕関係ないわけだし。」
相「そこは、あなたと違って、あまり話をしてくれないから。」
僕「でも、あなたは、そこを選んで依頼したんでしょ?で…何故、その時の料金について、僕が被らなきゃならないわけ?」
相「○円の出費をした私が、可哀想とは思わないのですか?」
僕「あの…ってか、あなた、メンドクサイんで、もう電話して来ないで。もう相手したくない。じゃぁね。」
って言って…オモッキシ電話切った。
(-_-;)
さすがに、ここまでの人って、滅多に居ないんだけど。
でも…結局は、中途半端なコトをやってると…二度手間三度手間状態に陥る事になるわけさ。
結果、その分、余分な出費が発生しちゃうのよね。
結果…高くつく事になりかねないから、最初から、入念に考えに考え抜いて…。
だわね。
で、一見すると、高くつくように見えるけど、結果としては、安上がりって事にもなるわけ。
いつも言うように…ある意味、想像力の問題だよね…。
(-.-)