[2459-1]
必死すぎると
EZ@管理人
2006/08/09(水)16:48
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調査ってのを行うとき、必死すぎると、 視野が狭くなってしまって、 周りが見えなくなってしまい、 あまりよろしくない状況となって しまいがちなんだよね。 よく質問や相談問い合わせの際、 「こう言う事って、出来ますか?」 みたいなのってのがあるんだけど。 僕は、「出来る」「出来ない」とか、 「難しい」「難しくはないかと…」 って言葉も使うんだけど、そうじゃなく、 「有り得る」「有り得ない」って言葉も、 よく使ってるんじゃないかな? それにはちゃんとした理由と言うか意味があるんだよね。 調査って…実は、有り得ることは出来るけど、 有り得ないことは出来ない…ってことなわけね。 その有り得るか有り得ないかってのは、 実はとても重要なことなんだよね。 有り得ないとなった場合…それは… 出来ないと言うことで…出来ないと言うことは… 難しいと言うことにもなるわけ。 |
[2459-2]
三つの視点
EZ@管理人
2006/08/09(水)17:08
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普通の人ってのは、自分からの視点だけで、 物事を判断したり考えたり行動したりしてるんじゃないかな? しかしそれだけでは…。 例えばさっ。何か張り込み撮影をしようとした場合でも、 (まぁ聞き込みでもいいんだけどさっ。) 一人称…自分だけの視点から考えた場合、 「とにかく、これぞっ!って映像を撮影したい!」 となったら、それだけになりがち。 しかし、相手…二人称的立場から見たら… その距離,角度,尾行,張り込み,撮影の仕方等などが… 不自然,違和感などを覚えるような…そんな行動… そんな言動…ってのは、おかしな話。要は、一人称的には、 自分的には、追う事,張り込む事,撮影する事,聞き込む事… ってのは、目的的にも有り得る話だとしても、 二人称的には…そんな場所で、カメラを向けられたり、 目の前に、何か…車や人がいたり…行った先行った先で、 似たような車や人を何度となく見掛けるのは… 不自然,違和感ってのを感じてしまう話。 そんなものは、日常生活を送ってて、よくある話?確率的には…どう? また、だいたい調査対象となるような…そんな人たちってのは、 それなりにどこかにやましさもあったりすることが多く、 そうなると、通常の人よりかは、その不自然さや違和感に対し、 敏感となっていたりするわけで。 となるとやはり、一人称からだけではなく、 二人称的な立場からも物事を見たり考えたりする… そんな視点と言うものを持って考えなくちゃならないのよね。 そこで、設定として、有り得る状態であったり、有り得る設定,条件であるならば、 二人称的には、「こんなのは、たまによくある話だからね。」 となり、特に不自然さも違和感も感じず…問題とはならず、 バレたり警戒されたりとかってことも少なくなるかと。 しかし…実は、この一人称二人称…ってだけでは… 視点としては…実は…足りないのよね…。 |
[2459-3]
三つの視点2
EZ@管理人
2006/08/09(水)17:34
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実は、それだけで安心して、「有り得る」「有り得ない」 と、調査関係者たちの中には、考えがちの人たちも、 色々見てると結構いたりする。 そういう人たちってのは…もう一つが…抜け落ちてるんだよね。 それは…「三人称」…周りからの視点ってのだね。 たまに、他社の手伝いとかに行った際、そこの調査員の、 張り込み撮影とかを見てると…分かるんだよね。 さっき話した様に、一人称,二人称的な視点から考えたら、 有り得る話であっても、第三者…三人称的な視点からしたら… おかしな話ってのとしては…そうだなぁ…例えば… ある住宅街のあるアパートから出てきた対象を追うと言うことで、 張り込み撮影体制を…ってことを考えた。 そこで、対象の視野等からしたら…調査員や調査車両は、 出てきた一瞬だけ目に入るだけだし、距離的にも、 それなりに離れているから、問題はない。 要するに、二人称的な観点からしたら、有り得る話で、問題はないとする。 しかし…周辺民…周辺住民たちからした…対象たちてきには、 一瞬の出来事であったとしても…自分トコの近くに、見知らぬ人物,車両が、 (出てくる場面を押さえるために、ひたすら…) ズーッといるわけだよね。これって日常的には…有り得る話? そうそう有り得ない話だよね。 となると、不自然でもあり違和感ってものを感じることとなり… もしかしたら対象と繋がりがある人が不自然に思ってしまって… 「あんたの方を見てる変な人が…」と、対象に話が回るかも。 中には、警察に通報…ってことにも、なりかねないよね。 そうなれば…住宅街に、通報を受けたパトカーが来て… またちょっとした騒となるかも。そんなことは、日常よくある話? 有り得る話?あまり無い話だよね。 不自然,違和感の連鎖が始まっていって…その不自然違和感の連鎖が連鎖を呼んだ場合… さらにそんな不自然違和感の連鎖の確率は、日常ではなく、非日常と化してしまい… となると…それがまた…対象の…となるかもしれないし… そうなると、もうその場所には、近寄れなくなるかもしれない。 状況的には、非日常,有り得ない状況となってしまって、 この先、どうこうしても、よっぽどの時間やあれこれを費やさない限り、 また費やしたとしても、なかなか修復は、きかなくなってしまう。 |
[2459-4]
だから
EZ@管理人
2006/08/09(水)17:54
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だから、一人称だけってのは、ハッキシ言って、論外。 二人称だけでも実はダメなんだよね。 「張り込みしてたら、警察呼ばれた。」 「近所の人から話が回ってしまった。」 「警備員に注意された。」 「近所に聞き込もうとしたら、口をつぐまれた。」 等々って話は、よく聞くけどさっ。 それって言うのは、設定としては…どこかに無理があり… 違和感,不自然等などがあったりしたり… どこがの人称的視点などが抜け落ちてしまってての結果じゃないかと思うんだ。 よく揉めた後に、調べるってことをして… 「なかなかうまく行かない…」と嘆いたりしてる人たちは、 とても多いんだけど。それは、二人称的視点が抜け落ちてしまってるかと思う。 また調査関係者とかでも、駆け出しとかの人たちは、 必死すぎて、一人称的な立場だけで、ものを考えたりしがち。 そうなると、対象たちや周りから見たら…ハッキシ言って、 指をさして…「あいつ(あいつら)おかしい!おかしすぎ!」 って感じにだからね。 また多少なれてくると…二人称的な見方が出来るような人もいたりするが、 いくらやっても、一人称的なとこでしか…って人は、厳しいようだけど、 一般依頼者とか、普通の人たちなら構わないが、 調査関係者としたら…向いてないと…。 出来れば、と言うかホントは、更に先の三人称的なトコまでも、 同時に考えたりすることができないと…ハッキシ言って、難しいんだけどね。 だから常に、場の雰囲気,空気を見る…三人称…。 相手,対象からの視点や見方,考え方を考えたり想像したりする…二人称…。 そして、自分の最終目的や目標や調査のポイント等について考える…一人称…。 この三つの視点からを同時に見たり考えたりして… 調査ってものを考えなきゃならないのよね。
それが出来てないと…どこかで調査的にほころびが出来てしまい、 またつじつまが合わなくなってきたりして… 矛盾,不自然,違和感となってあらわれて… 「有り得ないよね」 と、なってしまうんだよね。 現場調査員たちを見てて、「何故かよく…」 みたいなことを言う人とか…結構いたりするんだけど。 実は、そう言ったそもそもの、根本的な発想とか部分が、欠けてしまっている… って人は、非常に多いようにみえるな。 「君の考えややり方は…有り得る話だと思う?」みたいな人たち…がね。 |
[2459-5]
技術なんて
EZ@管理人
2006/08/09(水)17:59
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ハッキシ言って、撮影技術や調査の知識なんて… ある程度勉強したり、なれたりすれば、大概の人は、 ある程度までは出来るようにはなれたりするんだよね。 そんなことよりも、実は…ホントは、重要なのは、そんなことじゃないと思うんだ。 僕はね。 |
[2459-6]
行動系以外にも
EZ@管理人
2006/08/09(水)18:13
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実は、こう言った考え方や発想と言うのは、 行動系以外の…聞き込み系や…情報系(データ番号系) ってのにも言えるんだよね。 このことは、調査関係者とかでも 知らない人たちが大半の話なんだけど。 情報入手の際、(社会,機械等を含め)仕組みやシステム的に考えて、 そもそも出来ないものは出来ないってのは当然の話。 しかし中には…(社会,機械等を含め)仕組みやシステム的に考えて、 本来は出来る仕組みやシステムとはなってはいるが、 しかし…それを入手となった場合…その前提となる理由等が、 有り得る話として成立するかどうか。 それで、有り得る話となった場合においては、問題はないが、 しかし有り得ない話。成立しない…つじつまが合わない… とこか矛盾が生じてしまう…ってことが、あるものについては、 (社会,機械等を含め)仕組みやシステム的に考えて、 出来るものであったとしても、調査としては…「有り得ない…」「成立しえないため…」 よって、「調査不可能…」となるものもあったりするんだ。実はね。 行動系でも聞き込み系でも、何でもそうなんだけど。 相手や周りに対し、最悪、不審に思われたりしたとしても、 いいわけがきくモノじゃないとダメなんだよね。 まぁ本来、そもそも話の流れ上とか、成り行き上…有り得ないってものは、 そもそもおかしな話であり、そもそも本来は…無理なことなんだよね。 だから出来うる限り、「有り得ない」って部分を排除 ってことをしていった結果…この場合…何が出来るんだろ?どーしたらいいんだろ? ってことを考えなきゃならないわけで。 無理矢理有り得ないことを…ってのは、そもそも無茶苦茶な話なんだよね。 そんなのは、ハッキシ言って、調査じゃないし、調査とは言えないね。 |
[2459-7]
調査以外でも
EZ@管理人
2006/08/09(水)18:35
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よく「自分も探偵になりたい!」「調査会社を始めたい!」 って言う人たちは結構いるし、ウチの依頼者たちの中にも、 そういう人たちは結構いたりする。 しかし…色々話をしたり見てると… 「この人なら…」って人って…僕が見てる限りだと、 厳しいようだけど、ハッキシ言って少ない。 他社なら雇ってもらえるかもしれないが、ウチ的には…「勘弁して!」 って感じの人たちは多い。 (ウチ、基本的に、いくら同業者であっても… ウチ的には…使えない!ってのは、使わないから。) しかし中には、「この人なら、問題ないんじゃ?」 って人たちもいたりはするんだけどね。 で、どういう人たちかって言うと…傾向としては… それなりにプロとして…水商売系の…って人たちとか… それなりにサービス業とか営業とかが出来る人かな。 そんな感じの人たちが多いかな。 そういう人たちってのは、僕が思うに。 (と言っても、僕…水商売とか、サービス業とかってよく知らないんだけど。^^;) 三つの視点ってのが、備わってないと出来ないんじゃないかな? 場の雰囲気,空気を読みつつ…同時に相手,お客さんの要望とかを、 さりげなく…また同時に、自分の目的や要求をさりげなく…達成させる。 これらを全て、さりげなく自然に、同時に行う。 どこかに不自然さや、ぎこちなさが見えたりすると、 場が興冷めしてしまい…客は気分を害してしまうんじゃないかな? ただただ、相手のいいなりばかりじゃダメ。場の雰囲気を読めなきゃダメ。 そもそもの自分の目的や使命も達成しなきゃダメ。 どれかが欠けてたり、おざなりになってたり、抜けてしまったら…ダメだと思う。 そう言うのが出来る人ってのは、調査においても…三つの視点と言うのが。とね。 まぁあくまでも、そんなこんなの人たちを見てて… 僕が何と無く…思った…ってだけの話なんだけどね。 |
[2459-8]
まぁとにかく
EZ@管理人
2006/08/09(水)18:44
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まぁとにかく、冷静な判断とか行動とかが出来る状態じゃないと、 普段はそういうことが出来る人であっても、出来なくなってしまいがち。 だから、意外と簡単そうに見えて、実はとても難しいことなんだけどね。 感情的になってるときに、そんな冷静にもなりにくいし、 三つの視点なんて発想は、吹っ飛んでしまいがち。 それは仕方ない話だと思うんだ。 しかし、そうでもない時であっても、それがなかなか難しい… って人は…この仕事…僕的には、向いてないかと…個人的には思う。 あまりにも必死過ぎる人が、周りにいたら、 「なんだこいつ?」と、気になるよね。 そこで気になった人が、行った先行った先にいたり… 必死に、つじつまが合わない話… 話の流れがを無視した会話を必死にしてこようとされたら… 「なんだこいつ?」と、気になるよね。 必死すぎると、結構冷静になってから振り返ってみると、 第三者的な視点からみたりすると… 結構、不自然,違和感たっぷりってのは、多くなってくるからね…。 |
[2459-9]
あと…
EZ@管理人
2006/08/09(水)18:56
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あと…僕もだし…他の調査員たちも、そうだとは思うんだけど… 調査中、常に、調査をしつつ、頭の中では、報告書の構成などを常に考えたりもしてる。 調査ってのは、結局のところ、報告のための材料集めに過ぎないからね。 材料集めをしながら、どんな料理を作ろうか… ってのを考えながら、行っていたりするわけだからね。 しかし、常に思うような材料なんて、そう簡単に集まりはしない。 だから調査をしながら、常に頭の中では、そもそもの目的を考え、 構成のし直し軌道修正を、常に頭の中で繰り返してたりしてるのよね。 同時に、対象の一手先の行動を予想したり…ハッキシ言って、 一人称二人称三人称…更に、依頼者の目的等々… 同時に考えることが沢山ありすぎて…調査終了時には…異様に疲れが、どっと出る…。 とにかく、やたらと…意外と…頭を使いまくるからね…。 ブドウ糖消費が…物凄いんじゃないかなぁ…? ^^; マジ、聞き込みにしろ、行動系にしろ、情報系にしろ… 考えることばかりで…マジ、調査って…変なとこで、疲れるんだよね…。 |
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