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回り回って一人ぼっち2

でもね、こんなのは、このA社に限った話じゃないのさ。

ってか、そー言うのって、昔からよくある話なわけで。

依頼者→A社→下請け

この流れの様なのって、この業界、日常茶飯事なのよね。

要するに、考え方としては、

A社…相談員,営業担当
下請け…調査員,現場担当

ってな感じに、分担わけされてるってだけの話なわけで。

特別この業界のモノたちからしたら、問題ないって言うか、当たり前の話なんだよね。

ってか、一般の人たちからすれば、相談員なり、営業なり、受付担当の人が、専属で、常駐してくれてる会社や事務所が良いトコだ!

って言った発想の人たちが多いと思うし、実際、かなりの割合で多いのよね。

ってなると…一つの会社で、これらを全て丸抱えってのは、かなりのコストがかかってしまうのさ。

ってなると、業界内での分担わけってコトが、昔からよくおこなわれてたりしてるのよね。

ってか、昨今の不況もあって、経費削減の一環として、ますますこの傾向が強くなってきてるのが実情。

調査員ってのは、臨時雇い出来る方が、雇う側としても、固定給払わなくて済むってコトもあって。

だからね、大体…大きく分けると…3パターンの状況に、近づきつつあるのさ。

1つ目が、営業に特化したタイプの探偵事務所。
まぁぶっちゃけ、一般の人たちが一番目にする確率が高いとこだね。
受けた仕事は、他社に振ったりすることで、常駐することを可能とするわけで。

2つ目が、下請けや現場に特化したタイプの探偵事務所。
ここは逆に、一般の人たちの目には触れにくいわね。
常駐も広告宣伝や営業活動はしなくても済むから、現場だけに専念。

3つ目が、ウチみたいに、一般や他社とか問わず、依頼もとり、現場も行う…フリーランス系の探偵事務所。
こう言うとこは、現場もやるから、どこかに常駐何てコトは無い。
相談や契約、調査すべてを自分が行う。
当然…どこか常駐状態何てコトはあり得ない。

って言うか、そもそも、一般の人たちが考える、イイ探偵事務所の基準として、
「相談員、営業担当がちゃんといたり、常駐の人がいたり…」
ってタイプのとこは、だいたい1番目のタイプのトコって感じかな?
って言うか、2番目や3番根のトコでは、事実上…無理だよね。
だって、現場に出て仕事やらなきゃなんないわけだからさ。
(^^;)

僕はね、それぞれ、イイとこもあれば、よくないってトコもあると思うんで、
一概にどのタイプがいいってのは言えないと思うのさ。

それぞれの人たちの価値観にもよると思うんだ。

ってかさ、それ以前に、一般の人たちからしたら、その見分け方…ってのは、難しいかもしれない。

ってか…実は、同業者たちの中でも、極端な感じで、見わけがつきやすいとこならいざ知らず、
そんな極端な感じにもなって無いトコも多くてさ。

だからね、例えば…

依頼者→A社→下請け

みたいな感じでじゃなくて、

依頼者→A社→B社→C社→D社→E社→下請け

ってなことにもなってたりしてる場合もあったりもするのさ。

何故こんなことが起きるのかって言うと、

A社はB社自身が直接やってると思って、仕事を振る。

B社はC社自身が直接やってると思って、仕事を振る。

C社はD社自身が直接やってると思って、仕事を振る。

D社はE社自身が直接やってると思って、仕事を振る。

ってな感じで、回り回って…みたいなことが起きてたり…。

当然、それぞれで、中間マージンが発生してるわけで。

で、実際に調査をやってトコは、

「何この金額?この金額しか貰えないの?」

って状態で…とかね。

こう言うのって、昔からこの業界…多いんだけど。

実際、最後の最後の部分に…僕が…っての、何度も経験したことあるし。

そーなりゃ当然、そもそもの依頼者が、どんな要望で、どんな感じで…なんてのは、サッパリ分かるわけもなく。
ってか、伝わってこないし。

また当然…ここまで来れば、何人でやるとかって言うレベルの話でも無く。

必然的に、最初から、

「1人で何とか頑張って!」

って言う指示が、E社からは来るわなぁ…。

そう。前提条件として、最初から…。

まぁ
「回り回って…一人ぼっち」
ってコトになるよね?
(-.-)