今日、前の依頼者の何人かと、電話で入れ替わり状態で話をしてたのさ。
たまたまだけど、今日話した人達は、遠方の案件の人たちだったのさ。
しかも…行動系のね。
で、そんなこんなの話の中で、
「そー言えば…出張費って…いくらだったっけ?」
みたいな話もしたりしてたのさ。
そんなこんなの話をしてて、気がつけば、寝ちゃってたみたい。
で、起きてふと、
「そー言えば、出張費について、あれこれ考えてる夢見てたなぁー…」
って思い出した。
ってか、一見、「出張費」って言うと、「割増料金」って感じのイメージがあるかもだけど。
実は、ウチの場合の出張費ってのは…逆に、依頼者の負担軽減を考えての発想からのモノなんだ。
探偵事務所によっては、
「調査時間ってのは、あなたが考えてる本調査時間も含め、それ以外の事前準備や予備や後処理などの調査時間やその他を含め、依頼人が考える本調査や目的を成功に結び付ける為に使われる全ての時間、調査員が使う全ての時間…調査員が依頼者の為に、拘束された時間全てが、調査時間である。」
と言った考え方もあったりするのさ。
まぁ確かに、そー言った考え方ってのも、ありと言えばありなのかもしれない。
が…その考え方を取り入れてしまうと、本調査時間以外にも、予備調査や事前調査時間から、後処理の時間から…移動時間から…色んな物に対しても適応可能ってコトになるわけで。
下手すると、実際にとある探偵事務所と契約し、その後キャンセルの段階で揉めて…ウチに相談してきた人がいたんだけど。
その人が契約したとある有名な探偵事務所の場合だと、
「本調査の日に、決められた人数の調査員を確保するために動いた時から、調査はもうスタートしてますので。
ですから、もうこの時点で調査前キャンセルは、お受けできません。
調査のこの時点の中止は構いませんが、調査料金そのまま全額発生しますよ。」
だとさ。
マジ…聞いてて、ヒデェー話だったので、だって…キャンセル申しこんだのは、契約した翌日で、しかも本調査開始日時の…1週間以上も前だよ。
契約書には、
「調査開始24時間前までなら、キャンセル可能で、契約金額の20%がキャンセル料になります。」
って書いてあったらしいの。
が、その探偵事務所の言い分だと、契約直後に調査員の手配開始…ってコトは、事実上…キャンセル可能な時間は…契約の24時間前…まで。
契約時点で、キャンセルなんてものは出来ないってコト。
僕らの業界の常識からしても、常識的に考えて…ありえへん!
ってコトで、そこの探偵事務所を管轄する所轄の警察署との担当と、最寄りの消費者センターを調べてあげて
「とりあえず、それらんトコに相談行ってきな!」
って言っといた。
その後、どーなったのかは、連絡が無いので知らないけど…。
(-_-)
でも、極端な話、そーなると、めちゃめちゃな金額になってしまうわけで。
ってか、ウチの場合、調査料金の調査時間…ってのが、普通のパートやアルバイトの人達の感覚からすると、1時間辺りの時給が高く思える設定になっている理由ってのは、物凄く大雑把で極端だけど、分かりやすく説明をすれば、
「本調査時間料金」
=
「調査員が現場で拘束されている時給」
+
「調査後の編集等の作業代」
って考え方があるわけで。
要するに、調査時間をこなせばこなすだけ…
その分、調査中の記録も立ち寄り先についての調べ作業とか、撮影記録などが増える…
ってコトは、その後の後々の作業時間も増える…。
要するに、本調査時間と、調査後の作業時間…
等を合わせての…時給…。
って考えれば分かりやすいかな?
本調査以外の手間分もプラスされての料金なわけ。
例えば…
ウチの行動調査の「パターンA」と「パターンB」の時給の差とか、「パターンA」と「パターンF」の料金の差は…
後々の手間についての手間代の時給…を、入れてるかどうか。
って考え方も出来るかと。
まぁそんなわけだわね。
(-.-)
で、「出張費」これも同様の事が言えるのね。
例えば…実際にあった案件なんだけど。
名古屋から…神奈川県までの追跡調査があったのさ。
で、当然、名古屋から神奈川県に行けば…その逆の神奈川県から名古屋までの移動もあるわけで。
ってコトは、神奈川県から名古屋までの移動時間もあるよね?
で、その案件…当初は、
「地元の名古屋からどこに行くか分かりませんが、どこにも行かずに、名古屋でふらふらしてるのかもしれませんが、どこかに泊まりっぽいので、一応出かけてから帰宅までの調査をお願いします!」
ってな話で、依頼を受けたの。
が…追跡したら…女と合流し…ひたすら東へ東へ…。
で、まぁ最終的には神奈川県内の…に…。
で、ホテルも含めて、あちこち出のデート中の2ショットとか、それなりの映像を押さえたわけで。
で、依頼者に
僕「あの。もう必要な映像撮影しちゃってるから…もう終了にしない?これ以上やってもお金が勿体無いし。」
依頼者「終了でも行けど、神奈川まで行ってるから…帰りの料金が…」
みたいなことを心配してたんで、
僕「ってか、もうここからは何も撮影もしないし、記録をとるわけじゃないので、ここから先のは、純粋に調査員が帰宅するまでの…場即時間だけの話だよね?
だったら、調査料金で計算せずに、出張費ってコトで、割安の金額で計算すれば良くない?
だって…ここから帰宅までの時間で記録とかするわけじゃないんだから…」
って事で。
で、色々依頼者と話し合って、その時点で、調査料金計算は終了ってコトで、その時点以降は、「出張費」って名の純粋に「調査員の時間拘束についてだけど料金を貰う。」ってコトに。
依頼者についても、本来は…対象者が帰宅するまでって言う契約だったので、その分安くもなり…とかとか、契約当初の依頼者の想定から、だいぶ安くなったと喜んでた。
ってか…ホントに必要な画とかは撮り終ってるし。
女との別れ際とか…この案件については、最初から相手について、依頼者知ってたから、調べる必要も無く。
であれば、帰宅までなんて事自体がもう無意味状態だしね。
また…このケースの場合は、現地で終了しての片道分を、「出張費」ってコトで、名目を変えて、調査料金よりも割安に。
でも他のケースの人…例えば、関西に行ってのとか、四国や、九州の人や…関東甲信越とか…沖縄の案件の人達も、現地スタートって言う人達の場合も…
現場までの移動時間が、中には…片道8時間の案件もあれば、片道10時間…何て案件もあったけど。
それらも、さっき書いた探偵事務所の考え方を取り入れたら…めちゃめちゃな話になるよね?
でもそー言った考えたかではなく、例えば…僕の家から、四国のとある場所スタートの案件を行う為に、片道8時間かけて車を運転して移動して…
ってか、この時点で、普通の労働者の一日の労働時間に匹敵状態だよね?
でも、この時間…別に記録をとってるわけでもないので、後々調査後に…この間の時間について、何をするわけでもないよね?
だったら、純粋に、労働者の…時間拘束としての時給計算…みたいな感覚であるとか、僕が他社から頼まれた場合の調査員としての時間拘束された場合の「1日の業界内の日当」…ってのだけを、当てはめて…
って考え方でイイと思うわけで。
他社の時間構想の場合、現場の時間以外の作業って、あったとしても、ちょっとした記録の書き出し程度の作業だけで、報告書作成も、映像編集も…
それらは元請けの行う行為であって、下請けは、純粋の現場作業のみ。
現場作業の時間が終われば、その時点で終了って感じなので。
この考え方を取り入れて…同じように、後々の作業は無いけど、その人の為に時間拘束はされてたわけで…みたいな?
ってか逆に、変に調査料金で計算する方が、僕は不自然だと思うわけで。
なので、まぁそー言う事だわね。
行き先によって、移動時間は違ってくるわけで。
ってなれば、拘束時間も違ってくるわけで。
まぁそんな感じだわね。
この考え方って…変かね?
ってか、逆に、普通の感覚とちゃうかね?