先日、同業から電話があって、
同業「今、ウチに相談が来てる案件があるんだけど、まだ依頼になるかどうか分からないんだけど、もし依頼になりそうだったら、良かったら、代わりに引き受けてくれないかな?嫌だったら断ってくれても構わないんだけど。」
ってね。
僕「まぁそれは構わないんだけど、どんな内容?簡単な感じでもいいので、それくらい教えてもらえない?ダメなら聞かないけど。」
って言ったら…ざっと簡単に概要だけ教えてもらった。
で、思わず…
僕「なるほどね。何故『嫌だったら断ってくれても構わないんだけど。』って言ったのかの理由が分かったよ。」
同業「分かった?(笑)」
僕「ってか…この人、そもそも、大金出して、こんな事をする必要は…無いんじゃないのかな?」
同業「自分もそう思う。だからそれも話した。」
僕「ってか、この人の場合、そのまま弁護士のトコに行って…終わりなんじゃ?」
同業「だろうね?」
僕「で…僕、何をすればいいわけ?何もする事無いんじゃないの?」
同業「それも話した。でも…浮気の証拠を押さえて欲しいって…。」
僕「ってか、浮気の証拠…既にあるじゃん!」
同業「でしょ?でも…押さえて欲しいって。」
僕「どんな証拠を?」
同業「こうこうこう言った…映像が欲しいんだって…。」
僕「…。それ、無理でしょ?だって、そんな行動を対象たちは、そもそもしないんでしょ?」
同業「そうらしいね。」
僕「じゃぁ…そんなの求められても…無理じゃん!」
同業「それも散々話してるんだけど…どーしても…数日監視をして、絶対押さえて欲しいって!」
僕「だから…無理じゃぁー…。」
同業「それ、散々説明したんだけど…。」
僕「困ったもんだねぇー…」
同業「でしょ?」
僕「でもフツーの探偵事務所は…『はい、調査出来ますよ!』っていて、フツーに引き受けて…」
同業「でも『調査はやりましたけど、希望の結果は得られませんでした。』って言ってお金を貰って終るんだよね。」
僕「だよねー。何か…そんなの、依頼人も納得できないし、こっちも気分悪いよね?」
同業「フツーの感覚なら、そーだよね。でも、フツーの探偵事務所は、当たり前の様に、そーやって、何でも引き受けて…。」
僕「で、あんただったら…普段、こんなの引き受けるわけ?」
同業「分かるでしょ?あんたと同じ。」
僕「なるほど(笑)」
同業「だから、嫌だったら断ってくれても構わないんだけど…って言ったんじゃん(笑)」
僕「なるほど(笑)」
同業「でもマジ、フツーの探偵事務所なら…だわねぇー…。」
僕「だわねぇー…。」
同業「でも、心のケジメって考えたら…」
僕「どんな結果となろうとも、引き受けてあげるべきなんかなぁ?」
同業「難しいトコだわねぇー…」
僕「だわねぇー…。」
って会話を。
まぁ結局、同業の知り合いが、その人に、もう少しあれこれ冷静になって考えてみて…それから決めたら?
って事を話して、取りあえず保留ってコトになったらしい。
僕も、そいつと同じ考え何でね。
勢いだけで、行うのって良くないって思うからさ。
(-.-)