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いつでも

いつも依頼者たちには、

「何かあれば、いつでも連絡してね。逆にこっちも何かあれば、その都度連絡するからね。」

って感じに、お互いが、調査の途中であっても、調査が終わってしばらくしてても、連絡しあったり話し合ったり出来るようにしてるの。

ウチは。

例えば、調査の結果についても、報告の時、

「自分なりに確認したりしてみたり、何か気になる事とかがあれば、連絡してね。」

って言ってるから、みんな、報告後、しばらくして、連絡してくる人たちの方が多いかな。

中には、結果について気になったり事があり、

「これって、どう言う風に判断すれば?」

って人たちも、ごくごく少数だけど、確かにいるよ。

その時は、

「ちょっと待ってね。僕の方でも再確認してみますね。」

と言って…再確認調査をしたりする事もあるんだ。

で、たまぁに…数字の打ち間違いをしてるとか、そう言う事も見つかることも。

その時は正直に謝るわね。

で、そう言った依頼者たちから、それで文句を言われたり、何かされたりしたことがあるかと言うと、どの人たちからも、言われたことがないね。

逆に、正直に、間違いを認めて、正しい結果を出してくれた。

って喜んで貰えてるよ。

てか、他社と揉めた経験がある人ほど…

すぐに確認し直して、間違いが見つかれば、素直に謝って、訂正する…

って行為に、かなり驚かれたりするのよね。

てか、人として、たまには間違うこともあるけど、しかし、おかしいと言う指摘があれば、すぐに確認をして…間違いが見つかれば…

これらの行為は当たり前の行為だと思うわけで。

でもね、実際は…なかなか…そうじゃない探偵事務所も多いらしい。

実際、ウチに相談してきた人たちに聞いた話として。

先日も書いたように、探偵事務所ですら…同じ目にあってるトコが多い話として。

何らかの調査を外注し、報告を受け、その後、住宅地図を見たら…報告された住所が一切存在しない。

外注先に騙されてる探偵事務所が沢山あるくらいだから、一般の人たちが騙されたりしてるケースは、恐らく数倍以上あるんじゃないかな?

当然文句を言っても、

「んー?もしかしたら、最近突然、その地域だけ、地番変更があったのかも?それか…住宅地図が間違ってるのかも?」

等々と言って、最後まで、とりあってくれないなんて話もよく聞くね。

こう言う話は、一般の人達だけでなく、探偵事務所の人達からもよく聞くし。

あと…実際に一般の人からの相談で、

相手「○○探偵事務所に旦那の浮気調査を頼んだのに…追跡してる人物…最初から最後まで…全く知らない人物なんです。知らない人をずーっと撮影してたんです。報告書を見せられてビックリで。」

僕「じゃぁさ、その探偵事務所に当然その点について指摘したんですよね?」

相手「当然言いました。そしたら…『ちょっと待って下さい。明日折り返しご連絡します。』っていわれ、翌日連絡があって言われた事は…」

僕「謝られたんじゃないの?」

相手「いえ、違います。『現場に確認したところ、間違いなくお宅の旦那さんだそうです。現場がそう言うのですから、あなたが間違ってます。』って言われたんです。」

僕「へ?」

相手「実は…その映像の片隅に…ウチの旦那は確かに小さく映ってたんです。そのコトも言いましたし、そもそも当日、『この場所からこう言った格好の人物が、何時に現れますので、それが旦那ですから、追って下さい。』って、細かく特徴を伝えてて…実際、その特徴的な格好の人物のウチの旦那は、その映像の片隅に映ってたんです。にもかかわらず…全然違う人物をひたすら追ってるんですよ。」

僕「はぁ…」

相手「にも関わらず…『あの。現場が、この人物が確実に、あなたの旦那さんだって言うのなら、あなたが間違ってるって事なんです。』って。どーして、私が見間違いってコトにされるんですかね?」

ってな…相談してきた人が過去いたのね。

こんな話…フツーからしたら、あり得ないって思うかも?

でも…この業界ドップリいると…考えられなくもないのよね。
(=_=)

だって…

「依頼人」→「元請け(相談員,営業担当)」→「下請け(外注,現場)」…

場合によっては、更に…「○次下請け」…ってなコトがあったりするのね。

大手になればなるほど、この経路が長くなる傾向が強いのよね。

って事は、どっかで…結構伝言ゲームが起きてるコトが多いのさ。

また、依頼者は、相談員や営業担当に、あれこれ事細かく指示をしてたり、伝えていたとしても…

ハッキシ言って、現場には…経路が長くなるほど、伝わってないからね。

「○時から○時、こう言う人物を監視。」

ってくらいしか伝わって無いのさ。

だから…依頼者から、対象の勤務先についての情報を伝えてたとしても、現場には、それすら伝わっておらず、

「ここ、いったいどういうトコなんだろ?」

ってコトって、メチャ多いのさ。

また、情報が…末端まで伝わり切ってなかったり、途中で情報が変わってたり…で、時には、

「そもそも、これ…何の目的の調査なんだろ?」

って、疑問を持ちつつ…状態の調査員も、依頼者と直接話してない調査員には多いのさ。

だから…依頼者が頼んでたりすることと、目的や、対象に関する情報と…どこかで違ったり…って事は、いつでも起こりえるのさ。

で、その場合…元請けの方は、現場に対し、

「間違ってるじゃないか!今回か次回は、タダ働きしろ!」

って言えるのかって言うと…ここは現場と営業の方との間でのチカラ関係であったり、そもそもの…情報がどの程度、正確に上のモノが末端に、伝えていたかどうか…ってコトがポイントになるのね。

で、言っちゃぁ何なんだけど、多くのケースが、現場に対して、中途半端にしか伝えてない事が多いので、上の方は…下に対して、あれこれ言えない事が多いのさ。

「だったら、最初から、中途半端な情報だけとか、間違えやすい情報の伝え方をするなよ!」

等々…あらゆる文句が、上に対して…来てしまう訳で。

ってコトで、結局は、一番お金を得ている立場(ってなると現場では無いわけで。)で、情報も握りっぱなし状態の人(現場に伝わってない事が結構多いからね。)は…

ってなると、その立場の人達が、責任持って対処をする事になるか、身を削るって感じになるわけで。

でも…この業界、そう言う人ほど、そんな事は、したがらない。

お金を取る時は、がっつり取っても…払う時は、いかに払わなくて済むように…って考えの者が多いからさ。

ってなると、わけの分からない…事を言って、依頼者の言い分を突っぱねて…みたいなコトになるのさ。

または、そもそも…「元請け(営業、相談担当)」が、利益の追求しすぎて、出費をケチって、まじめに働かない…でも日当が安くて済む…調査員(現場)を使ってしまってるとか、そー言う事が原因だったりして。

そのコトで、とやかく言われたくなくて、

「あなたの指示の仕方が誤解を招く指示の仕方だったから…」

とか言って、依頼者の言い分を聞かずに突っぱねる…とか。

こう言う話、意外とあちらこちらで聞くからね。

だから、案外、あり得なくもない話だわね。

でもさ、間違ってるって言う指摘があれば、ちゃんと再確認して、おかしいトコが見つかれば、素直に認めて訂正する…。

それ、人として、当たり前の話だと僕は思う。

が…それをしただけで、喜ばれるって…変な話。
(=_=;)