行方調査の相談聞いてると、
「思うんだけど、そもそも行方以前に、この対象…身元が怪しくないかなぁ?」
って感じの人は多かったりするわけね。
それ言うと、大抵みんな怒るけど。
でもさ、実際…そう言う人…多いんだよね。
手掛かりとかについての話を聞いてて、いくつかその手がかり自体に、疑問を感じてならない…みたいなさ。
で、その点について、問いただすと、
「だって本人がそう言ってたので間違いないです!」
って言うばかりで、それ以外の根拠とかってものが、まるで無い。
簡単に、姿をくらましたり、音信不通になるとか、逃げるような人…。
そんな人が言っただけってのは、何ら裏付けってか、根拠としては弱いとは思わないのかな?
何らかのモノで、確認がとれてるモノじゃない限り、ホントか嘘か…って言ったら、グレーなわけで。
ってコトは、確実な手掛かりとしては、その時点では、まだ使えないわけさ。
だいたいさ、過去…とある企業の従業員の調査で、そもそも提出されてた履歴書の住所等々がデタラメだった。
何てコトもあるのよね。
て考えれば、名前や生年月日や、その他色々…本人が口で、そー言ってたとしても、それがホントかどうか、何かで裏取り確認をとったりしてない限り、グレーな情報と言うコトなわけで。
てなれば…使えない手掛かりなわけさ。
たまに、
「氏名、生年月日、勤務先は分かります。」
とか言う人がいるけど、
「じゃぁそれらは何で確認してるわけ?」
って聞くと…
「本人が言ってましたので。」
だとさ。
だいたいさ、何かあれば逃げるような人…ってのは、嘘が多いからね。
名前が嘘とか、誕生日が嘘とか、仕事を嘘ついてるとか…。
マジ、多いよ。
でもさ、対象を信じるしか…みたいな感じの人たちってのは、そこも嘘だと考えたとたん、これまでの時間すべてを否定することにもなってしまうから、
「間違いないです!この手掛かりを元に探してください!」
って言う人は多い。
で…世の中に存在しない人物をひたすらお金と時間を費やして…ひたすら探し続ける…
って状態に陥る人が多いんだよね。
ウチの場合、そうなったらよくないから、話を聞いてて、
「おや?」
って思った人については、まずは身元確認からをすすめるんだ。
で、大抵…思った通り…予想通り…身元がおかしい人が、ほとんどなんだよね。
名前が違うとか、歳が全然違うとか、誕生日が微妙に数日違うとか。
少しでも何かが違えば、全くの別人捜索状態になるわけ。
それを未然に防ぐには、何か「おや?」ってコトがあれば、それは手掛かりとしては使ったらダメなわけさ。
何ら裏付け裏取り確認が出来てない…自己申告だけのは、ほぼ…使えないものだと、思っておいた方が間違いないんだよね。
(-_-)b