僕が「テキトー」って言葉を使う時は、いわゆる悪い意味あいで使われる「テキトー」ではなく、良い意味あいで「テキトー」って言葉を使ってるコトの方が、多いのね。
だから、たまに、誤解されたりするコトがあるの。
(+_+)
ってか、んなことは今回はどーでも良くて。
今回は、僕の中では珍しく悪い意味合いでの使い方の方の話なんだけど。
僕とか、僕とつるんでる同業の仲間内ってのは、他業界の人だったり、同業界であったとしても、他業種の人達からしたら、考えられないような…感じだと思うんだ。
まぁ同業界の同業種であったとしても、僕らとは考え方が、あいいれない…って感じの人達も多いかも?
要するに、酒飲んだりしながら、グダグダ話しててもさ、何だかんだ言って…悪い意味での「テキトー」な仕事は嫌なわけさ。
話をしてると、どいつもこいつも、
「やっぱ、使命感やモチベーションが持てなかったり、保てないような仕事は、ダメだよね。ってか、引き受けないよね?」
って、誰ともなく、言うんだよね。
で…何だかんだ言って…いくら頼まれても…断ったりするわけさ。
どー言う事かって言うと、使命感やモチベーションが欠如した状態で調査をやるってなると…集中した感じで、調査が出来なかったりするわけさ。
冷静さも欠如状態になってしまうとかさ。
ってなると…ギリギリを攻める事が出来なくなるわけさ。
バレずに、より良い映像…より良い情報…ってモノを求めようと思ったら、常にギリギリの境界線を集中して見極めて…で、そのポイントが見極められたトコで、ようやく…イイ感じの情報であったり、画が撮れるわけさ。
しかもバレずにね。
とにかく、バレるかバレ無いかのギリギリであればある程、イイ映像ってモノが得られるわけね。
こう言う芸当ってのは、冷静な判断力と、集中してなきゃ見極めが難しいわけさ。
で、一歩見極めを間違えると…バレてしまうとか、撮り損ねるとか。
そのどっちかなわけさ。
とにかく、依頼をしてる人たちが求めるモノって…そーした、ギリギリのラインにいかに近づけられてるかどうか…ってトコのモノを求めてるわけでしょ?
であればこそ、そこを攻めるには、冷静な判断力と、集中力ってものが、物凄く左右するわけ。
逆に言えば、そー言った事を阻害するような要素や要因があると、良い仕事が出来なくなってしまうわけね。
ってなわけで…モチベーションや使命感が欠如したような…状態だったり、ガンガン無茶ブリのオンパレード状態であったり、威張られたり…時には、体力の限界を超えたような…要求要望…
(「人数増やせって?こっちの出費が増えちゃうじゃないの!一人で3,4日間くらい、一睡もせずに、追跡監視ぐらい出来ないの?経費も込みで何とか出来ないわけ?」とか…ヘロヘロ状態で、集中とかって出来るわけないじゃん…。)
等々、様々な要望や要求をしてくる人たちはいるのだけど。
とにかく、冷静な判断力と、集中力を欠如させるような要素オンパレード状態…ってなると、
「気持ちの良い、良い仕事が提供できない。」
「提供する自信が無い。」
「中途半端な仕事しか出来そうもない。」
「中途半端な仕事を見られて、『この程度の仕事しか出来ないわけ?』って思われたくない。」
「自分自身、納得できない、良い仕事をさせてもらえないのなら…自分トコのクオリティを下げた調査報告はしたくない。」
「集中して、冷静さを保って出来なかったら…ギリギリの見極めが出来ず、一歩間違ったら…バレたりとっ捕まるような、リスクを背負わされちゃうこともあるかもしれないし。」
とかとか、どいつもこいつも、口にしたりして、結果、
「そー言うモチベーションや使命感が持てない感じの案件は、引き受けないよね。」
って言うのよね。
でもね、この業界のこの業種のみんながみんな、こう言う考えの者たちばかりではないわけで。
当然、同業界であっても、異業種の人達は、現場とは全く違った価値基準でモノを考えてるわけで。
そー言う発想自体があり得ないわけで。
でも、同じように現場をやってる人達であっても、僕らの様な考えじゃない人たちも多いのよね。
いわゆる…「とりあえず、言われた事を、お茶を濁すみたいな感じに…『テキトー』に淡々と…やればイイんじゃね?」
ってね。
ギリギリのラインを攻めるなんて事はしない。
バレるようなことも当然しない。
ってなると…テキトーにお茶を濁すような仕事を淡々と…。
こう言う悪い意味合いでの「テキトー」な仕事って感じの方向に走って、クオリティや内容よりも、日当や時給稼ぎの方にチカラを入れた感じの方に。
たまに、他社から、
「○月○日って空いてる?もし空いてるんなら頼めない?簡単な内容だからさ。とにかく、その日、指示された事をやってましたよ!って事をアピールするような、画を撮ってくれさえすればいいんだからさ。」
ってな…いわゆる…消化試合の様な…何て言うか、調査員の行動調査って言うか…みたいな。
とにかく…お茶を濁しまくったみたいな…。
もしくは、最初から最後まで、消化試合の様な感覚で割り切って引き受けたりしてる探偵事務所の営業や現場担当も多いけどね。
こう言う案件を、当たり前のように、引き受けて…って感じで、淡々と、「日当や時給稼ぎ」として割り切って…みたいなさ。
だから、みんながみんな、僕らの様な感じでやってるわけではないんだけど。
だから、僕らの様な感じでやってるモノを、そうじゃない感じの人達や、一般の人達からは、
「何を言われようが、何でもかんでも引き受けなさいよ!」
「断るって…考えられない。」
って散々言われるんだけど。
違うんだうよね。
「気持ちのイイ仕事が出来る環境を提供されない。」
→
「使命感・モチベーションの欠如」
→
「冷静さ、集中力の欠如」
→
「ギリギリが見極められない。攻められない。」
→
「お茶を濁すか、おざなりの仕事しか提供できない。」
これが…嫌だし、中途半端な仕事やクオリティのものしか提供できないし、依頼した人に対し、逆に失礼だし…。
それでもやるとなると…悪い意味での「テキトー」な感じでの仕事しか出来ないわけで。
それじゃぁ。依頼した人にとって、良くないでしょ?
ってコトで、ある種、お互いの為を思って、僕とか、つるんでる仲間たちってのは…
「やっぱ、使命感やモチベーションが持てなかったり、保てないような仕事は、ダメだよね。ってか、引き受けないよね?」
って感じになるわけね。
せっかく、お金を出して、頼もうと思った人に対し、悪い意味での「テキトー」な仕事ってのは、ダメだと思うじゃん。
職業倫理的にも、良くないでしょ?
それでも引き受ける方が、依頼を考える人たちにとって良い事なのかな?
僕は…そーじゃないと思う。
その人の事を思えば、引き受けない方が、お互いの為だって思う。
ってか、僕に限らず、僕のつるんでる仲間って、大体そー言う考え方なわけ。
だから、悪い意味でのテキトーな仕事は良くないって思うから、モチベーションや使命感欠如状態であるとか、気持ちのイイ仕事が出来る環境を提供してもらえないようなら…やらない方が…って思うわけさ。
中途半端な事をやってては、結果も中途半端な事になるのよね。
中途半端な結果って…ハッキシって使い物にならない事が多いのさ。
ってなると、結局再調査…しなきゃならなくなるわけさ。
当然、前回の反省ってコトもあるから、中途半端な事にならないように、前回よりも予算を増額させなきゃならない。
って事は…中途半端な調査をやった時の分のお金は…ドブに捨てたみたいな感じになるのね。
かえって、高くつく事にもなりかねないわけさ。
どちらにせよ、こうした中途半端な調査にお金を使って欲しくないから、僕らも断るコトもあるのね。
何でもかんでも引き受けないのは、逆を言えば、中途半端な調査結果しか提供できないかも?
それは、良くないから。
だからなんだよね。