よく聞かれるんだけど。
「難易度を上げられた状態の案件は、通常よりも割高の料金設定となってるんですか?」
ってなのをね。
ウチの場合、難易度が高かろうが低かろうが、料金設定は同じなんだ。
ただ、ハッキリ言って、難易度が高い案件ってのは、内容としては、難易度の低いものとは違い、効率よく出来る方法が出来なくなってしまってたり、難易度の低いもののような、単純ではないため、余分な手間が増えたり、人件費の面でも、追加の人員が必要となったりとか、安く出来る方法が使えないばっかりに、高くつくやり方を選択せざる得ないとか、絞り込みがしづらい状態で行わなきゃならないため、空振りの確率やリスクが増えてしまうとか、ダメ元勝負の調査を選択せざる得ないとか…。
等々、こう言った事が積み重なって、結果、初動の難易度が低い状況と比べ、割高な事になるわけさ。
だから別に、難易度が高くなった状態のは、通常よりも、何割か料金をアップしてるわけじゃないのさ。
ただ…例えば、出口が一ヵ所のトコを見てれば何とかなってた状態のが、ややこしくなって、出口が二ヶ所のトコを見てなきゃならなくなった。
てなれば、一人で見てれば何とかなったものが、二人必要になった…となれば、その分、一回分の調査の出費は増えるのは当然な話。
もしくは、一か八かで、出口二ヶ所の内、どちらかに掛けるとなると…確率としては50%。
て事は、空振り率も50%。
せっかくのチャンスを逃す確率も50%。
難易度が低い…出口が一ヶ所だけのトコを見てれば良かった状態の時と同様に、一人だけで行うのもありって言ったら、ありだけど。
ただ、安く済ませる確率も半分。チャンスを台無しにする確率も半分。
もしくは二人でやれば、高くつくけど、押さえる確率は高くなる。
しかしその日、動きがなかった場合…空振った時の出費の痛手もデカくなる…。
とかとか考えると、難易度が上がったモノってのは、様々な意味で、高くつくことになるのさ。
料金が上がってるわけでもないし、料金設定を上げてるわけでもないの。
調査依頼をしようと思ってる人が、探偵事務所に行わせようと思ってることが、あれこれ結果として高くつくような事をさせようとしてるだけに過ぎないのさ。
冷たい言い方をすれば、料金を上げる要因や要素ってのは、そもそもその人自身が作り出してしまってるってわけなのね。
(-.-)b
ホントは、安く済む状態の時に、ビシッと終わらせれば、一番安くすむのさ。
だけど、最近、自ら高くつく状況を作り出してからの人が多い。
で、自ら確率を下げた状態で依頼しようと考える人が多い。
自ら成功率を下げる状況を作り上げて、割高にして…依頼しようと考える人たちが、何故あとを絶たないんだろ?
なんでなん?
でも…色んな人達からの相談聞いてると、そーなんだよね。