探偵事務所に依頼を考える人と依頼を受ける探偵事務所。
双方の行き違いやギャップの根本って、依頼をする側は、自分の考えてる結果を求めて依頼を考え、見積もりを出してもらい、調査依頼をし、お金を支払う。
ただその際、依頼する側は、自分の考えてる結果を得るための金額として、お金を払うもんだと考えてるわけだから、当然、自分の考えてる結果と違ってたり、考えてた結果にたどり着けないと、
「納得が行かない!」
って感じになるわけだよね?
そもそも問い合わせをして見積もりを出して貰う時の段階で既に、
「求めてた結果が絶対に得られる見積もりを出して欲しい。」
みたいなニュアンスで来てる人たちがほとんど。
ただ問題なのは…探偵事務所ってのは見積もり依頼されたりしたら、して欲しいコトを列挙されたら、その列挙されたコト一つ一つを足して…
「はい。○○円です。」
って金額は出せるけど、当然その金額を提示して、調査したとしても、その人が得たいと思ったものを得られると言う保証は一切しないわけで。
あくまで、
「作業工賃…○円、材料費…○円。」
と言った、作業代や材料費代を見積もって出してるだけに過ぎないわけだからね。
だから「○時間…○円、○日…○円。」
と言った見積もりになるわけで。
人を何時間拘束させるかとか、どんな作業を行わせるとか、どんな材料とかを使わせるとか…
ってコトを依頼者と話し合いながら見積もって…それで作業代等の金額を、納得の上で契約してるだけに過ぎないわけさ。
また調査を行う日や期間指定も、依頼者が指定した日に、指定した作業を行う。
と言った契約となってるわけだから、その日に調査をしても、何も求めてたものが得られなければ、依頼した側の問題になるわけさ。
確かに、現場の作業員が熟練工か駆け出しかで、違ってきたりすることもあるわね。
当然、腕のある職人を使ってるトコかどうかと言ったコトで、得られるものが得られない…ってコトも発生することもあるかも?
そうなると、選んだ事務所が悪かった。
って事にもなるけど。
ただ、基本的には、探偵事務所に見積もり依頼をする際、
「(自分の考えてる)結果を得るには、いくらですか?」
って聞き方は、本来確かにそう聞きたくなる気持ちも分からなくもないけど。
探偵事務所の見積もり…ってのは、そー言う考えで出されるもんじゃないからね。