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空振りほど疲れるもんは無い。

調査…依頼者からの情報を聞いてとか、依頼者からの指示に従って調査…ってことは、当たり前の話なんだけど。

ただね、そんな感じでやってて…いわゆる「空振り」ってコトになった場合、この空振りになった原因ってのは、やっぱり「依頼者」にあるわけで。

だから、べつに僕らが責められるいわれは無いわけで。

実際、誰も責めたりしてこないしね。

依頼者の情報か、依頼者の指定が間違っていたってコトになるわけだからさ。

なので、当然…どこの探偵事務所も、空振りであっても、料金は発生するのは当たり前なわけで。

経費や人を動かしてしまってるわけだから、仕方ないわな。

まぁそれはそれで、そー言うもんなんだけど。

でも、ホントのコトを言うと…実際はね、それで空振りにならなかった時と、空振りの時とでは、やってることや、経費の使い方については、どっちもどっちで、あんま変わらないわけで。

拘束されてる時間も変わらなければ…ね…。

だから、空振りであっても、そーじゃなくても、金銭面的には、結果的には同じなんだけど。

そう。
金銭面とか的には同じなんだけど…でもね、実際、調査を現場に出てやってたりする人間…僕とかなんかだと、同じって言ったら確かに同じ…でも…実際には空振りじゃなかった時と比べ、やたらと空振りの方が、かなり疲れたりするんだよね…。

ボクシングとかでも、パンチをやって、相手にヒットした時と比べ、空ぶった時ってのは、同じようにパンチを繰り出してるって言えばそうなんだけど。

でも体力消耗が激しい方は、空ぶった時の方が、大きいって言う。

実際さ、僕、サウンドバッグをけったり、パンチしたりしたことあるけど。

サンドバッグがあるのと、あると思ってパンチしたら空ぶった時とでは、全然違うからね。

最初からないと分かってののパンチって言うのとも違い、あると思ってパンチしたけど、無くて…空ぶってしまった。

ってのとも違って、空振りってのは、やたらと消耗するのさ。

それと同じなのかも?

依頼者情報や依頼者からの指示に従って…

「ある」

って思って、やってたが…実際には無かった。

いわゆる「空振り」って結果となってしまった。

ってのは、

「ヒットした時」とも「無いと分かっててやっぱり無かったって時」とも違い、

何か、やたらと、集中力の面でも、ヒットした時以上に長時間集中が要求されたりするとか…逆に動きが少なくなる分、無理な体制維持を要求され続けるとか…そんなこんながあるからなのかもしれないけど。

とにかく、金銭面とか時間面とか、そんなこんなの目に見えたりしてる部分での消費行為については、大差は無くても、それ以外の体力面とか、精神面とか、そー言ったトコでの消耗とかは、逆に大きいのかも?

だから逆に、ヒットした時と比べ、

「空振りほど疲れるもんは無い…」

って感じなのかもしれないね。