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それは案外簡単

先日、行動系の調査での映像を、依頼者に見せたら、

「これ、何で撮れたの?」

みたいなこと言われて、ビックリしてた。

逆に、素人さん的には、簡単に思うコトが、僕ら的には、かなり苦労の結果、何とか…。

って感じだったんだけど。

とにかく、依頼者がビックリした場面の映像については…実は、そんな難しいモンじゃなかったわけで。

何でかって言えば、フツーに考えれば分かると思うんだけど。

確実に、予想される行動通りになるコトが、僕らなりにハッキリと分かってる中での映像撮影が可能な場面だったので、だから、そんな僕ら的には、その映像は、そんなに驚かれること自体が、逆にビックリ。

で、依頼者が、一番簡単だって思ってた場面の映像は…なぜ、本来難しい場面であるのかって言うのは…さっきとは逆で、まったく予想自体が立てられない状況…突然、不意を突くように、訪れる瞬間であり、場面である為に…。

また、常に、

「いつでも来い!」

って感じに、撮影体制を取っていられる状況でもない中で、突然その瞬間が、どのように訪れるのか分かんない中で、その瞬間を…ってのは、ある意味…

「運が良ければ…」

って世界の話だよね。

その瞬間が訪れてから、撮影体制に入ってたんじゃ、当然遅いわけで。

撮影体制に、事前に入り続けてる状態ってこと自体が、無理であったりする状況や場面だと、当然、直前まで、入ってられないし。

撮影体制なり、その動作に入ろうとするとなると、早くても数秒は必要になる。

でもその数秒の遅れがあると、その瞬間の映像は撮れない。

前もって、いつになったら、その瞬間が訪れる。

ってコトが分かっていれば、その瞬間が訪れる直前になったら、その体制に入ればいいんだけど。

でも、そんなの分かんないわけで。

とかとか考えれば分かると思うんだ。

「運が良ければ…」

の世界の話だってコトがね。

逆に、依頼者が、驚いてた場面での映像については、その瞬間がいつだってのは分かんないけど、でも…ある程度の予測も立てられるし、撮影に関する準備も、それなりの撮影の体制にも入ってられる状況でもあったんだ。

だから…ビックリはされたけど、僕からしたら、そんな難しい…ってどころか、案外、簡単の方の部類の…って感じだったわけさ。

現場の発想からしたら、逆なんだよね…。

でも、まぁ慣れてない人とか、場数が少ない人にとっては、それでもヤッパ難しいコトかもしれないけどね?