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僕らの仕事って、所詮は日雇い派遣と同じで、 その日限りの仕事だったり、その日限りの契約で、 あっち行ったりこっち行ったり。 また何も誰からの保障もなく、すべての責任は、 すべて自分でケツを持つ。 そんなんだからこそ、逆に、同業間であろうが、 一般の人たちであろうが、それなりの時給や日当は貰わなきゃ、 割りに合わないわけで。 補償も安定も無く、責任はそれなりに被らなくちゃならない。 だから、日当とかの交渉の際、絶対にある一線は、 どんなに苦しくて、金銭的に困ってても、 下げるなんてことはしたくないし、しない。 だって、職業倫理上、一旦引き受けた限りは、 それなりに責任を持つ。 これは、至極当然の話だと思う。 てか、それは、どんな仕事やバイトであれ、 絶対にそうじゃなきゃあかんと思う。 逆に、その金額では、割りに合わないと思うのなら、 はなから、そんな仕事は引き受けるべきじゃないんだよね。 たまに、「今度は、こう言うのをまたやって?あんたなら簡単でしょ?だから○円でさ。」 って、金額を下げていってくる元請けもいたりする。 しかし「嫌だ。それじゃぁ割りに合わない。それはあなたが思ってる程、安易なもんじゃない。そんな金額では、責任が負えない。責任もってやる代わりに、割りに合う金額もらえないのなら、断る。」 と言って、何度と無く、あちこち断ったこともあるよ。 あとで「他で、安くやってくれるのを見つけた。しかも二人で、そっちの言い値と同額。てことは、一人辺り半額。今度からそっちに仕事を回すから。」 って言ってきたが、「あっそ。」ってだけ答えた。 あとあと、「あいつら、安く引き受けた代わりに、その分、手を抜いて仕事をしやがった。客がカンカンなんだよね。仕方なく、再度引き受けなきゃならなくなった。何とかしてくれない?」って連絡が。 「先日の僕の言い値で良いの?」って聞いたら、 「こっちは信用問題がかかってるから、タダでやらなきゃならなくなってる。あの日当じゃマイナスななるなら、何とかして!それに前、あんたがやってくれた結果を客が気に入ってて、その子を再度使えって言うから。安く何とか…。」 って言われたが… 「それは、そっちの問題で、こっちとは関係ない話。ちゃんとした割りの合う日当くれなきゃ、責任は負えない。悪いが断る。」 |