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前々からいつも思ってたんだけど。 「裁判で真実を明らかにさせてやる。」 みたいなセリフを言う人たちがいたりするが、 「変なの…」って。 裁判で真実を…何て事あるわけないやん。 そもそも裁判ってのは、お互いの主張が対立してて、 それでどう裁定するのかを決める…ってもんなわけで。 てか、対立してなかったら、そもそも裁判をする必要もないわけで。 (刑事裁判の場合、刑罰を決めたりするのには必要があるんだけど。) で、双方で主張が対立してて争ってる場合、 当然だけど、誰だって自分が不利になるようなことを言うわけない。 当然、自分が有利となることを主張はするが、 不利になることなんて、あえて自分からワザワザ言うヤツなんて。 てことは、裁判となったって、所詮は、 相手は相手で、自分の有利になることは言うが、 不利になることをワザワザ言うわけもなく。 真実を明らかにするもウンコもないもの。 例えば、「浮気してる」「浮気してない」で、 争ってて、どーにもならなくなって…裁判… となりさえすれば、真実を相手が明らかにしてくれるのか。 といえば、んなアホはいないわけで。 逆を言えば、「争ってる相手が持ってるものでは、その立証は困難である。 てことは、逆に、争うだけの価値あり。」 との判断が働いて…てなわけで。 自分が何を言っても、所詮立証するに足りるものがなければ、 お互いただただ、ひたすら水掛け論を繰り返してるだけに過ぎない。 相手を認めさせる…追い詰めるまでのものを、 自ら何とかしない限り、ダメなのよね。 結局は、裁判でそれをやってもらうんじゃなく、相手もやってくれるわけもなく。 となると、自分で何とかやるしかない。 てか、そもそもそうなる前に、相手が認めざる得ないものを持ってれば… そもそも裁判にまではならないわけで。 だって、裁判なんて、金もかかれば、時間もかかる。 アホみたいな話。 認めざる得ない状態であるのなら、かえって、とっとと、 水掛け論をしつづけるより、決着つけた方が、 訴えられてる側からしても余分な時間や出費が少なくて済み、 かえって金銭面や精神面,時間面でも楽なわけで。 だから「こうなったら裁判で真実を明らかに…」 ってのは、そもそも間違いで、裁判は、今あるものの中でとか、お互いの水掛け論を聞いて、 とりあえずの国の裁定を聞く場。 って考えるのが…かと。 裁判は真実を明らかにする場所じゃない。 |