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「現れるだろうと思われる場所に、前もって待機をしてて撮影よろしく!」 って、簡単に言われ、「あぁいいですよ…」 とは、言いつつも、実はこれって、案外かなり難しいもんなんだよね。 確かに、確実にそこに現れる。しかも、現れる時間も分かってる。 って感じであったとしても、なかなか難しいのよね…。 何故なら、「どう現れるのか。」「どっちから現れるのか。」 「どっちを向いているのか。」「どんな行動をするのか。」 「その時の、その場の状況が、どうであるのか。」 等々、色々考えられるし、ってか…実際には、どうなのかなんてのは、分からないわけだからね。 また、例えば、真っ直ぐ、A地点からB地点に向かって、対象と相手が、歩いてくる。 ってことが確実である。 と、言うことが分かっていたとしても、顔が分かるように、撮影ってことで、 みんなは単純に真っ正面にいれば。って思いがちかもしれない。 しかし、A地点からB地点に、二人が向かう…と言うことを、示す映像が必要である。 となると、単純に真っ正面にいてはダメな場合もある。 二人に被って、A地点もしくはB地点を示すものが隠れてては…ってことも。 また、真っ正面の場所が、バレずに、怪しまれずに絶対確保できる。 かどうかなんて、問題も。 また、二人がどちらも、真っ正面を向いて、歩いてくるとも限らない。 向き合って歩いてくるかもしれない。 他にも、色々な可能性が考えられたりするわけね。 んなわけで、じゃぁ角度をつけて、待ち構えて…ってことをすれば、問題解決するか。 って言えば、んなわけもなく。 二人が並んで歩いて現れた際、対象と相手のいずれかが、どちらかに被ってしまって…。 ってことや、向き合って歩いてたら、片方は、後頭部状態となるかもしれない。 とかとか、まぁ色々考えられたりするわけね。 んなわけで、ちょっとしたことだけでも、色々考えられちゃう状態の中、 「どう現れるのか。」「どっちから現れるのか。」 「どっちを向いているのか。」「どんな行動をするのか。」 「その時の、その場の状況が、どうであるのか。」 等々…ってのとか、考えなくちゃならないことが、たくさんあり、 また明るさの設定とかも考えなくちゃならないとか。 で…法的証拠として使えるレベルには、絶対に到達させなくてはならない。 そんなこんなのことを、やり直しが出来ない一発勝負で、終わらせなくちゃならない。 だから難しいんだよね。 |